LEE

チョン・ウチ 時空道士のLEEのレビュー・感想・評価

チョン・ウチ 時空道士(2009年製作の映画)
3.0
カンドンウォン主演作
なんだかもったいない作品だった


500年の時を経て悪と対峙する道士の姿を描いている本作
感触としてはタイムソルジャーズのリメイクであるアイスマンに近い
過去と現代のギャップに戸惑いながら、ワイヤーアクションで街を舞台に縦横無尽に戦いを繰り広げる
実際ギャップに戸惑うカンドンウォンは面白いし、愉快な仲間たちとのやりとりも楽しい
だけどすっごい映画のテンポが悪い!
絶対映画の本筋からして2時間以内に収められる内容なのに、全然刈り込んでないからずったダラ〜っとしていて見ていて正直ストレスは溜まった
特に過去編を40分ぐらいかけていたのはどうなんだと思った
監督のフィルモグラフィを見るに130分ぐらいの作品が多いので、多分まとめるのが苦手なんだろうなぁ…なんて邪推してしまったり
それとしょうがない部分はあるけど、VFXは今見てみると「うん…」となってしまったりはした


アクションも部分的には面白いアイデア!面白い取り方!となるシーンはあるんだけど、全体としてみるとあんまり良くない
確かにワイヤーのフワッとした感じが気になったりはしたんだけど、一番の原因はさっき言った映画のテンポ感にあると思う
アクションしている間もずーっとダラダラ喋りながら戦っているのでアクションシーンに緊張感がなく、無駄に長い
コミカルなシーンは面白かったけど、もうちょっと映画的にスピード感をもって演出して欲しかったな


編集に殺されてしまった気がする一本でした
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