瀧又麻祐

ユナイテッド93の瀧又麻祐のレビュー・感想・評価

ユナイテッド93(2006年製作の映画)
5.0
今でも覚えている。報道で幾度となく見た強烈な映像。当時小さいながらもテレビの前で恐怖に震えた。

生存者がいないので、どこまで本当なのか定かではないけれど、それでもあの状況を打破しようと行動した乗客たちの勇気と恐怖は計り知れない。加えてドキュメントタッチの映像が機内、管制官、軍司令部の異常な緊張感をより引き立たせてて、当時の状況を細かに映していました。

これが現実に起きたことだなんて、正直信じられない。本作を鑑賞する前に、ハイジャックされた機体がどうなったのか、犯人たちは何をしたかったのか、結末はわかっていたけれど、それでも乗客たちをずっと応援していた。どうにかならないか、もしかしたら…。なんて。だからこそ辛い。正直ずっと鑑賞するのを躊躇っていた本作。でも見てよかった。知れてよかった。
瀧又麻祐

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