まゆ

アメイジング・グレイスのまゆのネタバレレビュー・内容・結末

アメイジング・グレイス(2006年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます


大学生の頃、授業でちょっとだけ観て、やっと全部観た。

イギリスは大好きなんだけど、政治の話すぎて全然共感できないというか。主人公ほんとに奴隷制は非人道的だって思ってるの?行動が政治家すぎる。議会のシーンがあまりにも多いし。奴隷制がどうしてだめなのか、どうしてそう思ったのかが分からない。奴隷船の中の惨状だってエクィアノに教えてもらって初めて知ったくせに。

結局やっと一歩を踏み出せるのは、イギリス人の反仏の気持ちを利用した法案ででしょ?誰も説得できてないやん。史実に基づいてるとかどうでもよくて、なんで今やってることがだめなのかの理由をちゃんと説明して皆に分からせてほしかった。結果が正義ならいいってもんじゃない。っていう考え方はあまりにも文学部的なのかもしれないけど、、、理想論というか。

そんな中で唯一奴隷制がどんなに人間としてだめで、やっちゃいけないことだったかを見てる人に教えてくれるのは、元奴隷船船長のジョンだと思った。アメイジング・グレイスを作った人。「我々がサルで彼らが人間だった」っていう言葉がすごい刺さった。だからもっと彼の出番が多くてもよかったんじゃないかなあ。


主人公の目が血走ってて怖いのもよくないと思う。奴隷のこと考えてる人に見えない。

あと、個人的な理由だけど「つぐない」のチョコレート工場長が生理的に無理なのと「ドクター・ストレンジ」が全然おもしろくなかったのと元々顔が好きじゃないのでカンバーバッチがまじで無理。ピットは別の人がやればよかったのに。

マイケル・ガンボンはよい、、、
まゆ

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