堪能メンなまあじ

カンパニー・マンの堪能メンなまあじのレビュー・感想・評価

カンパニー・マン(2002年製作の映画)
2.7
長編デビュー作「CUBE」で世界を魅了した、ヴィンチェンゾ・ナタリ監督作品

『カンパニーマン』とは邦題で原題は『CYPHER』意味は「暗号」
カンパニーマンというワードも劇中チラッと聞こえるけど字幕には載ってない。

カンパニーマンは「会社寄りな従業員」や「会社と秘密の繋がりを持つ従業員」を指しており、まぁ社畜(苦笑)に近い意味かも。

話の内容もジャンルも全然違うんだけどなぜかこの作品観てると、ゲームの「INSIDE」思い出しちゃう


【あらすじ】

平凡なサラリーマン「モーガン・サリバン」は幾多のテストを経て巨大企業デジコープより、新たに「ジャック・サーズビー」という名を与えられ、ライバル企業に潜入する“産業スパイ”となる

おとなしい雰囲気のサリバンは、自分の中でサーズビーのキャラクターを作り上げ染まっていく

会社から与えられたのはライバル企業のプレゼンに参加し、それを録音し自社へと送信すること。

非常に簡単な任務だが、そこに謎の女「リタ・フォスター」が現れ、次第にデジコープへの疑念が生まれてくる


【感想】

何気に何回も観てる作品なんだけどそこまで飛び抜けて面白いというわけじゃ無いし、オチも初回でも大体予想がついてしまう展開だったりするかも

全体的に色が薄く観ていて落ち着く(?)感じはあり、陰影の使い方も見事なんだけど内容的には特筆があまりないかな

産業スパイというワードでみんながイメージする騙し合い(どういうイメージかわからんけど)とちょっと違うかもな方向性に期待してみて欲しい作品かも

ヴィンチェンゾ・ナタリ監督の中では自分は「NOTHING」が好きで、それにも主演してるデヴィッド・ヒューレットは監督の高校時代の同級生で、今作でもちょっと怪演していて個人的に嬉しい