バナバナ

キャスト・アウェイのバナバナのレビュー・感想・評価

キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)
3.3
なんとまだ一度も観たことがなかったので、Netflixsでようやく観ました。

国際宅配便会社のFedEx全面強力の下撮影。
フェデックスのシステムエンジニア、チャック・ノーランドはクリスマスの日に急遽海外の支社に出張することになり、自社の空輸便に乗ったが、太平洋の真ん中で飛行機が墜落し、ただ一人孤島に流れ着き命が助かる。
その島から脱出するまでの4年間の話。

孤島に流れ着いたチャックは、自分の血が付いて、人の顔に見えるウィルソン製のバレーボールを“ウィルソン”と名付け、相棒の様になにかと話しかける。
そりゃあ、帰れるかどうか分からない圧倒的孤独の中では、何かに話しかけないと精神を保てないよね。
ビデオテープが大量に出てきたが「ほー、こういう使い方が出来るんだ」と面白かった。

たぶん撮影は大変だったとは思うんだけど、たった一人での遭難で『LOFT』みたいな人間ドラマがある訳でも無いので、島の場面は若干退屈してしまった。

遭難したのを4年間にしたのは、元ネタの『ロビンソン・クルーソー』が救助されるのも4年間だったかららしい。
チャックは事故に遭う前は、アメリカに婚約者の女性ケリーがいた。
ケリー役はヘレン・ハント。
2000年公開の作品だから、まだ頬がふっくらしていてきれいだ。
仕方がないとはいえ、再会の場面は切なかったですね。

フィクションだけど、チャックにはせっかく生き残った命だから、小野田さんや横井さんみたいに人生を燃焼して生きてほしい。
彼なら心配しなくても出来そうだけれども…。
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