ロビン・フッドと恋人マリアンの恋を描いたロンマンス悲劇。　
ショーン・コネリーが主演、オードリー・ヘプバーンがヒロインを演じ、ニコル・ウィリアムソン、ロバート・ショウ、リチャード・ハリスらが共演。　　

ロビン・フッド（ショーン・コネリー）と相棒のリトル・ジョン（ニコル・ウィリアムソン）は、主君のリチャード国王（リチャード・ハリス）に従い十字軍の遠征に加わっていたが、1191年の城攻めで国王は矢が刺さり崩御する。主君を失ったロビン・フッドとジョンは約20年ぶりに故郷のシャーウッドに戻ってくる。ロビン・フッドは修道院の院長になった元恋人のマリアン（オードリー・ヘプバーン）に会いに行くが、丁度その時、宿敵であるノッティンガムの代官（ロバート・ショウ）にマリアンが連行されそうになり、ロビン・フッドは彼女を連れてシャーウッドの森に逃げ込む。さらにロビン・フッドとジョンは代官に連れ去られた尼僧たちを助けるために二人で代官の城に乗り込むが…

ロビン・フッドとリトル・ジョンの友情と絆が描かれている。
クライマックスではロビン・フッドと宿敵の代官が一騎打ちを繰り広げて中世の決斗を魅せてくれる。
オードリー・ヘプバーンは「尼僧物語」（1959年）でも尼僧を演じていたが、本作ではマザーとして争いを好まず平和を求める落ち着きのある尼僧を好演しており、相変わらず美しい。
十字軍の遠征から戻って来たロビン・フッドとかつての恋人マリアンの恋が歯がゆくも切ない。
戦いを求めるロビン・フッドとそれを望まないマリアンは、お互いを愛しながらも考え方の違いから軋轢が生じる。
最後はロビン・フッドらしく一本の矢で決めてくれるが、まさかの結末で驚かされた。
「矢が落ちた所に　俺たちを　一緒に埋めてくれ」　　

2024.3　NHK BSで鑑賞(プレミアムシネマ・字幕:風間綾平）

• #十字遠征
• #ノッティンガムの代官
• #シャーウッド:修道院の薬

　ラストのシーンが撮りたくて、この映画をつくったんじゃないだろうか思うぐらい洒落たラストになっている。
　なんだかずっとモタモタしてたのに、最後でビシッと決めた感じだ。
　ショーン・コネリーとオードリーという夢の共演はまあ絵になる。この映画の魅力の半分以上はここにある。

#1343
2023年377本目
オードリー（14/22）47歳
1976年　イギリス映画
監督： リチャード・レスター
「スーパーマン」「三銃士」の監督さん
音楽： ジョン・バリー

　ロビン・フッド（ショーン・コネリー」と相棒のジョンは十字軍の遠征に敗れ、18年ぶりにシャーウッドの森に戻ってきた。ロビンは恋人のマリアンが修道院の院長になったことを聞かされ、彼女の元を訪れる。しかし、マリアンは素っ気ない。
　実はリチャード王の後継のジョン王の聖職者追放令を受け、ロビンの長年の宿敵ノッティンガム代官がラナルフ卿と共に彼女を逮捕しようとしていたのだ。
ロビンはなんとか彼女を助け出し、シャーウッドの森に逃げ込む。
　そんな話を聞きつけた近くの農民がシャーウッドの森にロビンを慕って集まる。彼らはすぐに代官達に立ち向かう準備を始める。
　そこにジョン王からの援軍を得た代官とラナルフが100人以上の兵隊を引き連れてやってくるのだった。

　この映画の見せ場は、なんといってもロビンとノッティンガム代官（ロバート・ショー）の一騎打ちだ。
ショーン・コネリーとロバート・ショーといえば、よくよく考えたら、「007ロシアより愛を込めて」以来の対決ではないか。
「ロシアより愛を込こめて」が1963年作品だから13年ぶりの対決になる。
　それにしては２人とも歳をとった。もちろん重い鎧、重い刀⚔️の対決だから仕方ないと言えば言えなくはないが、それにしても動きは鈍い。迫力は全くない。ただきついのはよくわかった。老人の役だからこれでいいのだろうが、それならこんなシーンを見せ場にしてはいけないような気もする。観ている方が息が切れる。

　題名が「ロビンとマリアン」なのだから、二人の愛のストーリーなのだが、ストーリーにそこまで奥深さは感じなかった。
　マリアンはロビンが去った後、自殺を図っており、真剣にロビンを愛していたという設定なのだが、その深刻さがあまり感じられないのだ。
　ただラストの展開で、「そういうことか」と、納得に近いところまではまとまった気はした。

ということで、評価は一応合格点の3.5にした。

• #y2023
• #オードリーを観る

森の英雄ロビン・フッドとその恋人マリアンの晩年を描いた🎬です。


十字軍遠征から18年ぶりに故郷へ戻ったロビン・フッドは尼僧になっていたマリアンと再会することになる。

シャーウッドの美しい森、そして森の仲間たちは以前と変わりはないが、ジョン王の悪政の下、宿敵ノッティンガム代官が民衆を苦しみ続けていた。


ストーリーは淡々と進み展開はコメディ感もありの小作品でした。