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ロード・ジムのmhのレビュー・感想・評価

ロード・ジム(1965年製作の映画)
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「地獄の黙示録」の原作者ジョセフ・コンラッドの代表作が原作。
前半は海洋もので、後半は冒険もの。amazonフィルマークスとも高評価の埋もれた大作。
ピーターオトゥールは「アラビアのロレンス」の次にこの映画とのことで、見ている側でもそのイメージにちょっと引きずられる。「アラビアのロレンス」のインターミッションのあと、この映画を流してもなんか納得しちゃいそう。
感想漁ってると「地獄の黙示録」との類似性を指摘するものが多くて、それにも納得。日本でもちょうど、馬賊の歌とかが流行っていた頃だと思う。軍閥になり損ねた私的な武装集団とか、戦闘的な政治結社というのが、第一次世界大戦以前はあちこちにあったのかなぁと思いながら鑑賞。
原作より引っ張ってきたであろう含蓄あるセリフがちょいちょい聞かれるも、いまいち心に響かず。
同じ監督の「エルマーガントリー」は世の中的に評価が低いけど、個人的にめちゃくちゃ面白かったので期待してたんだけど、これはいまひとつ良さがわからなかった。
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