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浅草の夜
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『浅草の夜』に投稿された感想・評価

mi

miの感想・評価

3.0
浅草=人情というステレオタイプではあるが、わかりやすい記号がシンプルにストーリーを進めていた。
朝靄のかかった東京の景色が幻想的であり、父娘の再会での無言のやり取りは見応えがあったが、尺で無理やり閉じられたようなエンディングが腑に落ちず。
juri

juriの感想・評価

3.0
監督の島耕二さんって「宇宙人東京に現る」の人なんだ!

女優さんの美しさが際立っている作品。

堂々とした踊り子ぶりの京マチ子。美脚にも驚いたけど、後半の細いネックレスとパールのイヤリングが似合っていました。
真似したい!
あややって若いとき本当に可憐だなって思う。女優としてキャリアを積んだあとと結構印象が違います。

当時の浅草の様子が見れてよかったけど、ストーリーはよくある話だったかな。あと京マチ子さまがずっと怒っていてなんだか疲れた。
akrutm

akrutmの感想・評価

3.8
浅草のある劇場の踊り子と劇作家の男性のカップルを中心に展開する恋愛模様や人情を描いた、島耕二監督の恋愛ドラマ映画。原作は、大映の専務取締役でもあった小説家・川口松太郎の同名小説である。主人公の踊り子とその妹を大映の看板女優であった京マチ子と若尾文子が演じ、そこに松竹から独立して間もない(でもクレジットは松竹になっている)鶴田浩二が劇作家役として主演している。

妹の恋愛に関して反対する京マチ子と応援する鶴田浩二が仲違いするというストーリーを軸に、いろいろな話がそこに絡んでいく。内容そのものは取り立てて凄いわけではないが、俳優たちの演技が安定しているので、安心して観ることができる。あややは相変わらず可愛いし、京マチ子も相変わらず素晴らしい。彼女の見せる喜怒哀楽豊かな表情を見ているだけでも満足。京マチ子の影でやや印象が薄くなってしまっている感のある鶴田浩二も、後半に取ってつけたようなアクションシーンを披露して面目躍如といったところか。こういう雰囲気の映画はやっぱり好きである。

余談であるが、本映画を放送した日本映画専門チャンネルの内容紹介では、若尾文子扮する妹が京マチ子と鶴田浩二の仲に強く反対している、という全く間違ったあらすじが書かれていて、仰天した。こんないい加減なことってあるのか...

ちなみに、小さい頃にTV時代劇で見た「焼津の半次」役で強烈な印象が残っている品川隆二が、劇場の事務員というちょい役ではあるが、本作で映画デビューを果たしている。

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