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十字軍のScriabinのレビュー・感想・評価

十字軍(1918年製作の映画)
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エルサレム解放自体が結構ばらばらなエピソードを合体させた話だけど、当時の人は楽しめたんだろうか。一つの筋を追いかけるために集中しなくていいから、逆に見やすかったのかな。
雄大な野原を占拠する膨大な数の人々、要塞や塔、怪物の作り込み、野営のシーンとかはイントレランス以降の映画という感じがする。天幕の内と外を映すモンタージュで、ああ映画になっちゃった、とか思ってしまった。クロリンダの堂々とした演技は、1925年版ベン・ハーまで続くスタイル。岩肌を伝うシーンは1911年の地獄篇に似てた。
最後の冒頭の火炙りシーンってジャンヌダルクとかに影響与えてるんだろうか。
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