Scriabinさんの映画レビュー・感想・評価

Scriabin

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そうして私たちはプールに金魚を、(2016年製作の映画)

3.8

超オーソドックス。現代若手芸術祭みたいなやつとかで流れてそう。日本版コッポラ?

ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

-

音楽がラストタンゴインパリみたいだった。ピアノチューナーオブアースクエイクでも似てたし、もしかして同じ元ネタがあるのかな?

The Last Days of Pompeii(英題)(1913年製作の映画)

4.5

一つとして使いまわしと思わせるような背景幕やセットがなかったことに感動。観客に物質的な欠乏を感じさせず、物語に入りこませる。冒頭部分の、街路でカメラを動かしながら登場人物を紹介していく鮮やかなショット>>続きを読む

幕末太陽傳(1957年製作の映画)

4.0

遊郭ものは女の悲哀を描くのだとばかり思っていたが、今作では男の悲哀が見れた。
ストラヴィンスキー使っちゃうところとか黛なんだよなあ…

ダンケルク(2017年製作の映画)

3.5

ノーランほんとに音がうるさい。まじで会話の声と効果音だけでいい。
結構伝統を重視するタイプなのかな。偏執的なまでのクロスカッティングやBGMでカタルシスまで盛り上げていく感じとか、オールドハリウッド的
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.0

相変わらず音楽がうるさい笑
科学と心理ドラマをうまく掛け合わせたオーソドックスなSF。一見異なるジャンルが融合されているという点ではオッペンハイマーに近いかも。
映像がヴィネットかけたみたいになってた
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鞄を持った女(1961年製作の映画)

5.0

野村雅夫のcinebarより。

元祖サンプリング監督?めちゃくちゃラストナイトインソーホー的なものを感じた。冒頭でFeverが流れた時点でもう好き。
年上の女性への憧れという点ではラウラ・アントネッ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

ロザムンド・パイクのキュリー夫人同様、科学はそれ単体であるのではなく、同時代のパラダイムの中から登場するものだということが強調されていた。キュリー夫人ではアートとの関連でそれを感じたけど、ここでは科学>>続きを読む

できごと(1967年製作の映画)

-

本国で演技してるダーク・ボガート、何気に初めてみたかも。アンナの顔が好きなのでいつまでも見ていられる。このテンポも好きだし音楽もファッションも良い。
舞台はオックスフォード?テンプレなイギリスの上流階
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ファントム・ミュージアム(2003年製作の映画)

-

グリーナウェイが固執した死のテーマを強く感じる作品。グリーナウェイに一瞬だけ出てきた内臓を見せる女が、今作の人形に似ていた。しかしグリーナウェイと比べるとさらに、クエイの残酷さがよくわかる。残酷さを必>>続きを読む

ピアノチューナー・オブ・アースクエイク(2005年製作の映画)

-

あまりちゃんと見れなかったのでまた今度

これ以前の作品のディテールは相変わらず詰まっているが、実写でしかもかなりドラマ仕立てになっているから一見クエイと分からない。

プロスペローの本(1991年製作の映画)

4.2

プロスペローが書いた戯曲という設定ですでに満足度max

・めちゃくちゃ水好きじゃん。
・プロスペローのあの帽子はジョン・ディーぽかった。
・グリーナウェイの他の映画と色々被るところがあった。『数に溺
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ZOO(1985年製作の映画)

5.0

フェルメールとゼブラと対称性に固執しまくりながら、ドラマも展開させてしまうのがすごい。トリックにかけられたような体験。

音の使い方がうますぎる。音を使っているというより、音も映像も一緒に組み立てられ
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数に溺れて(1988年製作の映画)

4.2

ウェス?って思いながら見てた。シンメトリーな構図というより、今作ではむしろ前傾と遠景をはっきり分けて映すところとか、明確なナレーションとかかな。簡単に人が死んでいくところに至ってやっとグリーナウェイだ>>続きを読む

タイタニック(1997年製作の映画)

-

やっと見た。こういうのは連ドラみたいな感じで5回くらいに分けないと無理。劇場で見た人々はもはや尊敬に値する。
結構演奏家たちを長々と映していたから、久しぶりにe la nave va 見たくなった。
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英国式庭園殺人事件(1982年製作の映画)

5.0

イギリスに対して抱いていたイメージが全部出てきた。
「優れた英国の画家はみな外国人」
「英国人は絵画に興味がない」
draughtsmanという芸術家ではなく職人を連想させる呼び方なのもイギリスらしい
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盗まれた絵画の仮説(1978年製作の映画)

4.2

とりあえずクロソウスキーのバフォメットを読もう。

発話による語りメインの説明的な映像。おそらく舞台だとやりづらいんだろうな、映画向きの構想だけれど映画よりもリアルタイムのパフォーマンスで見てみたい作
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忘れられた人々(1950年製作の映画)

3.9

ブニュエルはネオレアリスモ嫌ってたみたいだけど、この映画はすごいネオレアリスモ感あった。まず冒頭のドラマティックな音楽が『若者のすべて』に見えてしまったし、建築途中の高層ビルや空っぽな道路とかはアント>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

自然×人工の弁証法への関心と皮肉を感じてしまった。全編を通してそのイデオロギーが支配的ではあるけれども、批判的というより冷笑的に扱っている様子でちょっといらいらする。

音楽とカメラはThe Favo
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意志の勝利(1935年製作の映画)

-

1/4くらい寝てしまったので見直す。
かなり戦前のepic feature と被って見えた。

ファウスト(1994年製作の映画)

5.0

シュヴァンクマイエルらしさだけに留まらない、前衛映画としてのファウスト。音の少なさはブレッソンらしく、虚構と現実を行き来するような構想はマルコヴィッチの穴やDr. パルナサスの鏡にも通じ、原作の持って>>続きを読む

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

-

まとまりが良くて見やすい。これで終わっちゃうの?!感はあったけど。
タランティーノ出てくるだけで笑っちゃうのって……

恋ひとすじに(1958年製作の映画)

-

かつて付き合っていた二人が共演しているというだけでエモ。ブリアリの、ヌーヴェルヴァーグから移植されてきました感。

・最初の野外ホールでのルノワールみたいなダンスシーン、背景が勢いよく回転していくカメ
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(秘)色情めす市場(1974年製作の映画)

4.0

セックスベースで見ると胸糞だけど、画作りとかドラマとしては良質。商品名を隠さないところとかは集団撮影行動っぽいとか思って見てた。

だいたい洋画で育ってきたので、セックスというのは美男美女が戯れる業だ
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みなに幸あれ(2023年製作の映画)

4.0

ホラーなのにひとりで見れたことに感動。おもしろすぎる。

風のゆくえ(2022年製作の映画)

4.2

主人公への寄り添い方が好き。登場人物を突き放したような映画が多いから。

眺めのいい部屋(1986年製作の映画)

5.0

ルチアがかわいすぎるし、ずっと笑ってられる。5分に1回くらい、破壊力満点のルーシーのポートレイトが撮れるし、最初のシーンはマクゴナガル先生とベアトリクスがなぜか一緒にいて爆笑してしまった。

イギリス
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RRR(2022年製作の映画)

5.0

現代のメロドラマにしか見えなかった。現代映画に求めてたものはこれだ!!!

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