『ラスト・ムービースター』が泣けたのでまだ見ていなかったバート・レイノルズの過去作品を鑑賞。
ハリウッドでスタントマンとして活躍する主人公フーパーの生き様を描くアクションコメディ。監督はバート・レイノルズの元スタントマンだったハル・ニーダム。そうです、彼らは『ワンスアポンアタイムインハリウッド』リックとクリフのモデルになった2人。橋を車でジャンプするシーンも出てきます。
フーパーがいつも着ているのはシルバーのジャケット。『デス・プルーフ』のカート・ラッセルも『ドライブ』のライアン・ゴズリングもカースタントを生業とする主人公はしっかりとシルバージャケットを受け継いでいる。
007風の音楽が流れるカーアクション、ジェットエンジンで飛ぶ車、酒場で大乱闘、ハル・ニーダム監督は『キャノンボール』のテンプレートを既にこの映画で試していた。バート・レイノルズはこういうスタントマンの苦悩を描いた映画に出ていたから『キャノンボール』で共演したジャッキー・チェンの事もリスペクトしていたんだろうな。
巨大煙突が倒れてスレスレのとろこで車がすり抜けるスタントはCGがない時代なだけに凄かった。ヒロインのサリー・フィールドは相変わらずの福を呼ぶ「おかちめんこ顔」でした。