ちょうどいい

レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまでのちょうどいいのレビュー・感想・評価

4.5
評価3.5(2024/04/21現在)もさもりなん、と言える極めて思慮深さを要する良作。

戦後のアメリカ黄金期の体現者(ステレオタイプのホームメーカーとマチズモ)の深まっていく溝の描写は出色。

ホームメーカーの言外から浸出する“普通の夫婦”への虚無感がなんとも言えない。

いい塩梅でスワリがよく弁える女性の自身の“解放”に感服。

至言と駄言のオンパレードの妙。

にしても副題の酷さと言ったら…。

BKFチェア