このレビューはネタバレを含みます
母(りょう)の泣き、すご。映画に映されたかぎりではそんなに悪い母親でもないように感じて、だからあの泣きは辛かった。
10代の宮﨑あおいと蒼井優が恋人繋ぎをして歩くの、良い。
害虫の寄ってくる宮﨑あおい、からの、害虫としての宮﨑あおい、への移行というか気づき。それが火炎瓶のシーンなのかな。
火炎瓶のシーンでの宮﨑あおいの表情の変化、すご。
家族も友情も恋愛も宮﨑あおいを救う(掬う)ことができない。それが本質的にそうだというよりも、ラストに顕著に示されるように、どうしようもないタイミングの悪さによるものである気がしてますますやるせない。
ふくらはぎが大好きだぞ〜って感じのショットが大好きです!
エンドロールの歌声(?)もすごく良い。
劇中歌の「帰り道」が草野正宗作詞作曲で驚いた。レコードのざらつきのせいでもあるが、80年代ポップスかと思った。