このレビューはネタバレを含みます
小学生の時に観た作品。
子供ながらに受けた印象と変わっているのかも気になったのでまた観てみた。
今になって観ると、大恐慌という時代背景がとても良かった。
子供ながらに見ていたジョンは純真で、何故容疑者となり、死ななければいけなかったのか。彼が何故死を受け入れたのかがわからなかった。
大人になった自分が見た時のジョンは、純真であるものの、死を受け入れるまでの心情の変化や、長い年月を生きてきた彼の今までを考えると、納得してしまった自分がいた。
正直で純真なことは大切だが、人間社会においてそれが裏目に出てしまうことがあり、誰しもがそれを経験してきたのではないだろうか。それが彼の中では耐え難く、死を受け入れたのだと感じた。
子供の頃の記憶よりも複雑な心情の変化や登場人物の思惑がより分かり、観なおすのもいいなと思った。
特に死生観やセンシティブな内容の映画はは、誰かと話したいと感じた。