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撃墜王 アフリカの星のmhのレビュー・感想・評価

撃墜王 アフリカの星(1957年製作の映画)
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バトルオブブリテンと北アフリカ戦線で大活躍した、ドイツの撃墜王ハンス・ヨアヒム・マルセイユが題材。「アフリカの星」とは彼の愛称。
戦後12年目に西ドイツで作られ、大ヒットしたとのこと。
ストーリーと特撮が見慣れたものとは違うのはまだいいとして、翻訳字幕までもなんか独特なのは、どうしたものか。
もともとのストーリーが微妙におかしいのか、それとも翻訳字幕が微妙におかしいのか判断つかないところがちらほらあった。
そのせいか登場人物がなにを考えてるのかちょいちょいわからない。
いつか主人公自身も撃墜されると思っていたので、終わりかたにびっくりした。
エンドマークなしで、放り投げるようにして映画も終わる。最後まで独特だった。
センシティブだとして、ナチ要素とヒトラー要素を抜いてあるのも特色だった。
なので一見、WW1かと間違えそうになるんだけど、戦闘機やドイツ軍の制服はWW2のそれ。
連絡してくる将校が片手をあげたりするけど、ハイルヒトラーとはいわせない心配りがしてあった。
いまにして思えば、どうってことない細部だけど、公開当時はNGだったとか、そういったあたりも面白い。
WW1ならまだしも、WW2でもこんな飛行機乗りがいたのがすごいっすね。
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