店長

しあわせの隠れ場所の店長のレビュー・感想・評価

しあわせの隠れ場所(2009年製作の映画)
4.5
素晴らしすぎる映画。親に捨てられ、里親を転々としていて自宅に居場所がなく外で寝ているマイクを、裕福な、そして健全な精神を宿している家庭に引き取られ、愛され、家族と共に歩み、フットボールで大成する話。

マイクの生きづらさやしんどさが演技から滲み出てきて前半は彼が可哀想に思えた。ママは強気過ぎるし、決断力も強いけど何より健全な精神を宿していて、彼女の言う発言は何も間違っていないし、通すべき所は通す強さがある

家族はみんな良い人だし、そんな中で少しずつマイクが家族に打ち解けていくさまも丁寧に描かれている。

黒人差別にも治安の悪さにも負けずに、家族で一歩ずつ進んだ姿に心を打たれた。
ママの「彼が私を変えているの」、がこの作品を象徴するような契機となるような発言だった。
店長

店長