テロメア

宣戦布告のテロメアのレビュー・感想・評価

宣戦布告(2001年製作の映画)
4.5
この国は憲法が国民の生命財産を奪う、守ることを阻む国だ。まず思い出したのは『マーシャル・ロー』だ。映画で予見していたのに、結局現実になってしまった。映画の限界、無力さを痛感した作品だ。
だから、これが現実にならないことを願うとともに、現実になっても対応できる憲法に早期に改める必要があるだろう。

反対するしか能がない、代案も出さない、そんな無能な野党には、しかと観てもらいたいが…彼らの愛国心が他国にある以上、無駄なんだろうなあ、と疲れ呆れる。


最初は『シン・ゴジラ』のタチの悪いリアル版かと思ったが、いやはや、これはそれより深刻だ。ただの映画として流すのではなく、真剣に考えるいい機会を与えてくれる映画だと思う。問題提起作としていうなら、やはり日本版『マーシャル・ロー』だ。かの映画のように「映画とは無力だ」とならないでほしいものですね。
テロメア

テロメア