家を覗かれてることを知ったあとに自慰、人目も憚らず河原で逢引きなんて期待するけどいつの間にかいつもの小百合に。くちびると目尻に紅塗ってわたし綺麗でしょうかなんてドキドキしちゃうのに、愛が欲しかったんだと思いますのときにはもう小百合イノセンス。小百合を際立たせる角刈り三浦友和の取調べ、愛なんてセックスの味の素。汚れ役に徹した三浦良かったけど汚れ役を跳ね返す小百合の虹もすごい。途中東京に行きますって言い出すとことか日活全盛期を思わせる行動力も雪に阻まれる、それでも雪降るつららに角隠し、雪山滑って虹だもんなー。不具の中村嘉葎雄との夫婦生活の若尾文子がやってそーな感じとか架空の温泉郷錦谷で再スタートする同じ男に弄ばれた真行寺君枝と小百合の友情話も雪道で西田敏行を振り落とそうとするヒッチコック的サスペンスも駅で耳を頭に乗せてる丹波哲郎の刑事ものとしてもなんかいろいろ想像膨らんで楽しかった。んでも若くていい男！？でも金持ち津川でもない西田と海で水かけっこするみたいに雪をかけあって虹見て笑ってそれでこそ小百合よ。
