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エストラパード街のimaponのレビュー・感想・評価

エストラパード街(1952年製作の映画)
3.8
エドワールとキャロリーヌ夫妻の二人(アンヌ・ベルノンとダニエル・ジェラン)が今度も上流階級と貧しい設定。こっちは夫婦じゃない。夫の浮気で安アパートに逃げてきたアンヌ・ベルノンに恋する歌手志望のダニエル・ジェダン青年、かなりズーズーしい。

ダニエルのキャラは危なっかしいけど、彼を子供のように好感を持って見ているアンヌ。貧富の差を嫌な感じじゃなく描いてる。アンヌの生活ぶりを見て、いちいち、「ちゃんとしてる」と感心する。

やはり窓の外が良い。
エッフェル塔の見える上流階級、レーサー夫妻の部屋。
アンヌ・ベルノンが移った安アパートでは近所の子供たちの声(階下にお隣りハイスクールの校庭が見える)をバックに二人でベッドメイクするとこ。

ダニエルが相方のギターと部屋で歌う劇中歌。

浮気相手のモデルの女(?)を隠してる夫。
友達からそれを知らされ別居を決意してる事を隠してる妻。
書き置き封筒には浮気相手の新聞記事。

ラスト、衝突から元鞘。軽み、好き。

ハッキリした顔立ちのアンヌ・ベルノンは映える。舞台とかも演ってたのかな。

日本の古い映画でも見たけど昔のアパートは室内から鍵を使って戸締まりするんだね。
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