ワシ

回路のワシのネタバレレビュー・内容・結末

回路(2000年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

なかなか示唆に富んだ話。
考えオチの物語とも言えそう。
ワシなりの解釈を書いてみる。

ネットでの繋がりが一般化する一方、人間同士の繋がりが希薄化していく社会。
人々の中に漠然と存在する不安や孤独は膨れ上がっていく。
その現象はネット(回路)に宿る「何か」が原因では?…という物語でいいのかな?
「ネットで繋がってるのに孤独は深まる」という矛盾に湿っぽい恐怖が加わり、唯一無二の味わい。
不安や孤独に飲み込まれた人達は、生きながら幽霊化する。
対して何の保証も無いが、可能な限り進む人々は人間のままだ。
この対比は、混沌とした世界での希望(望ましい姿)を描いてたのでは?
知らんけど。
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