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五匹の紳士のhummingbirdのレビュー・感想・評価

五匹の紳士(1966年製作の映画)
3.8
66年、モノクロ、シネスコ、五社英雄のフイルムノワール。松竹と俳優座が提携した作品。

面白い。冷たい雰囲気の映像に、5匹の紳士がかける情熱とクサいセリフで、内容はとても熱い。こういう作品は好きだ。背景の多くはスクリーンプロセスで、人物はスタジオで撮っているみたいに見えるんだけど、どうなんだろう?

多くの場面が長回しで、特に冒頭の刑務所のシーンがすごい。オープニングで、ラグビーみたいに荷物を次々と人に渡して運ぶのは、この監督の「丹下左膳 飛燕居合斬り」でも出てくる。

2023/12/05 Amazon Prime Video
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カラーではなくモノクロで、音楽はジャズなので、フィルム・ノワールなんだけど、内容は浪花節なのがユニークなところ。遊園地や浄水場、廃車場など、絵になる場面が多かった。仲代がいけ好かないヤツから、殺し屋の顔、少女に見せる優しい顔までを演じ分けているのが一番の見どころと思う。

「戦後独立プロ映画のあゆみ―力強く PART II」
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