ブロオー

武蔵野夫人のブロオーのレビュー・感想・評価

武蔵野夫人(1951年製作の映画)
3.3
ツトム君が日本に帰ってきたシーンは美しい。
ラストで戦後の東京の街の現実を突きつけられてツトムが抱いていた武蔵野に対する思いが過去のもので、もうかなわないと分かるのは残念だ。出てくる夫婦関係もひどくて、戦前戦中から夫婦でそのまま戦後も変わらず夫婦というほどうまくはいかないのだろう。
序盤にしか出てないが道子の両親は考え方からなにまで古い人間で素晴らしい。