まちがった道徳と自分に与えられた役割を守る人間に不満が溜まっていくことでいつかその間違った道徳の殻が壊れるという 耐えの姿勢を見せる道子の信念と決意、古風な考え方であるけれどその自己犠牲がうつくしく…
>>続きを読む前半の言った言葉が次々に実現していくスピード感が速すぎる。死ぬ話したら次のシーンでは死んでいる。
田中絹代と片山明彦が宿で語るシーン、編集もキレてるし、長回しでも光の変化が絶妙で田中絹代に当たる照明…
大岡昇平原作を溝口が映画化
原作未読でアマプラで初見
(リマスターではなく画は良くない)
生まれも育ちも今も武蔵野に暮らす自分には
何となく気になっていた本作
「夫人」が後ろにつく作品は
真珠、チ…
このレビューはネタバレを含みます
隣人との関係ドロドロですね。
死の淵にいる道子を前に皆が責任のなすりつけ合い、醜すぎる。開き直り"男たちのせい"と罵る富子はどの口が言うのか。
学生のいとことの淡い関係を発展させることを良しとせず…
父親から譲り受けた家(土地)を守るためだけに貞淑な妻であり続け全てを捧げてきた人生。
「なんのためにこれまで我慢してきたの!」という悲痛な叫びが最後にして初めて吐いた本音、なんだろうな。
つとむが武…
戦後の時点で既に失われまくってる武蔵野の風景に道徳観念。今じゃ家だらけでモラルも底な具合な我が国。オトすの無理な感じな貞操の塊みたいな田中絹代が死を持って前に進めと手向けの言葉を送るも、誇りまで失っ…
>>続きを読むなんじゃこの話〜!!!!!!こんな変な人間が集まってることある!?
そんで東京の発展と姦通の話を重ねて描いてることにしてるけど重なってるかな!?笑
とりあえず武蔵野の自然は楽しめた。戦後すぐの邦画…
【原作も面白くないけど映画もダメ】
溝口健二監督作品、1951年、モノクロ・スタンダードサイズ。
大岡昇平原作で、武蔵野の地主の家に生まれたヒロイン(田中絹代)が大学教授の夫の浮気に悩まされな…
ツトム君が日本に帰ってきたシーンは美しい。
ラストで戦後の東京の街の現実を突きつけられてツトムが抱いていた武蔵野に対する思いが過去のもので、もうかなわないと分かるのは残念だ。出てくる夫婦関係もひどく…