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ワールド・オブ・ライズのGINのレビュー・感想・評価

ワールド・オブ・ライズ(2008年製作の映画)
3.8
昨日(11月11日)はレオナルド・ディカプリオの誕生日だったとのことで、こちらの作品をチョイス(⁠^⁠^⁠)

レオナルド・ディカプリオとラッセル・クロウによるスパイ・アクション作品。
監督はリドリー・スコット。

CIA工作員が中東のイスラム教がらみのテロ阻止のために「嘘」をでっちあげて爆破事件のリーダーをあぶり出そうとする話。

これを観ていると「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!」というセリフが頭に浮かぶ。
(『踊る大捜査線』より😁)
嘘のテロリストリーダーにでっちあげられたアラブ人は、まさか自分がそんなことになるなんて知らなかった訳だから、見ていて可哀想だった。
実際にあんなことがあったら大変だね。

ロジャー・フェリス役はレオナルド・ディカプリオ。
現場で命を張るCIA工作員役だ。
上司に振り回されっぱなしで見ていて同情したくなる。
遠く離れた場所で命令を下す上司ホフマン役はラッセル・クロウ。
フェリスが望んでいない余計なことをして、フェリスを危険な目にあわせてしまう…というか、邪魔をしている。
現場をわかっているのか、いないのか、たぶん冷静なだけなんだけど、この二人の対比が見ていて面白い。
二人ともやり方は違えど、テロ撲滅のために動いているのだ。
異教徒に求めるのは改宗か死というテロリストは、実際おっかない。
でも見分けがつかない。
見分けがつかないというのは怖い。
「誰が自分の戦っている相手なのかわからない」というセリフは、中東問題の深刻さを一言で表現した言葉だったと思う。
考え方も習慣も違うイスラム文化が根付く異文化な地域、中東。
中東問題、どうにかならないんですかね。
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