簡単に体制が変化しなかったりイェールに進学することなく「自分の選択」として結婚を選んだ生徒がいたり観終わった後もちゃんとモヤっとする、現実に忠実な内容だった。
エセイタリア彼氏に言われた「君が完璧すぎて嘘吐いちゃった」は現実のリベラルアーツのパブリックイメージのようで唸ってしまった。理想ばかり語り続けることで抑圧される層がいるっていう…。でもじゃあどうしたらいいねん
ジュリアロバーツは本当に綺麗だし扱っているテーマもかなり挑戦的。フェミニズムの文脈というより、まさに芸術の定義のように、現実に制度(システム)を疑うことについて迫っている。何がアート(幸せ)かなんてその時の制度や社会状況によって変わってしまうもの。すなわち、モナリザは笑ってるの?