きらきら武士

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドアのきらきら武士のレビュー・感想・評価

3.8
フィルマークスのリバイバル上映企画で「へえ」と。生憎仕事が忙しくて映画館に行けない。家でU-NEXTで視聴。

深夜残業で疲弊しきった頭にとても優しいおバカなロードムービー、能天気、屈託ない、アメリカ大好きなんだなぁ(微笑ましい)、やたらとオッサンばかり出て来るが皆ドジで少年っぽい無邪気さ、可愛いかよ!

な、娯楽映画のユルさが心地良い。
ホント、アメリカ大好きなんだねえ。

おバカで大らかな面が大きくフリになっていて、「人生の最後に海を見に行く」という詩情をより高めていた。シンプルに着想一本勝ち。

それにしても海を見るとどこか安らぐのはなんでだろなー。そしてザワザワもする不思議さよ。万国共通の。

そんな普遍性を元に、脚本をテンプレ化したら色んな国の文化に置き換えて映画を作れそうだ。

と思ったら既に日本で作られていたようだ。
『ヘブンズ・ドア』2009年、マイケル・アリアス監督、大森美香脚本。評判はあんまり芳しくない。気分が乗ればいつか観てみるか。

本作は貴重な睡眠時間削って観た甲斐あった。回復できた。
自分ももうすぐ死ぬと思うので、それを免罪符に好き勝手やらせてもらいたい。最期は海で。
玄界灘の潮風に吹かれ、ブロウィン・イン・ザ・ウィン(ド)。
100年以内の話。

#2024 #15
きらきら武士

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