とし

飛び出す立体映画 イナズマンのとしのレビュー・感想・評価

4.0
石ノ森章太郎原作の特撮作品の、映画化です。

帝王バンバからの果たし状を受け取り、決闘に応じた渡五郎を待っていたのは、再生怪人軍団であった。バンバの罠だったのだ!イナズマンに変身し、戦う五郎。そこに、何者かのミサイル攻撃が始まり、怪人軍団を蹴散らす。イナズマンに味方する存在とは何者なのか?!忍び寄るデスパー軍団の魔の手。それはバンバの新人類帝国ファントム軍団の消滅と、新たな人類の敵の誕生を意味していた!…という内容ですね。

今回も、立体メガネの脱着を五郎が教えてくれる仕様でした。でも、戦闘シーンの途中でメガネかけて、まだ戦闘終わって無いのにメガネ外すんですよねぇ。戦闘シーンだけでも、全部メガネ使えば良いのに…。

テレビ版も、ファントム軍団が25話で滅び、そこからはタイトルもイナズマンFと変更してデスパー軍団編が始まりました。でも、この映画とは全く違う展開なんですねぇ。ビックリ。

バンバの正体である火炎ファイターは、テレビ放送に先駆けて映画でバラされました。なかなか、ネタバレしまくっていますねー。映画中盤でアッサリ散るバンバ、何だか可哀想…。

バンバと一緒にデスパー軍団に捕らえられ、処刑をされそうになったイシバンバラ。銃がバンバ達に向けて発砲されると、イシバンバラはバンバの後ろに隠れるんですよ!そこは、身を呈してボスを守る必要があるんじゃないかな、イシバンバラ!下っ端の兵隊はデスパー軍団に寝返るし、イシバンバラはそんな感じだし。バンバ、部下に恵まれてないな…。

少女ミチルがバンバに捕らわれ、バンバはイナズマンに「手を組め」と迫る訳ですが…即答で断る、イナズマン。怒ったバンバは崖からミチルを投げ捨て…イナズマンはミチルをキャッチするのかと思いきや、ミチルは崖下に落下し、重傷を負うのです。それ、半分ぐらいはイナズマンのせいだよね!もうちょっと、考えて行動しようよ!

ラストシーンで、元気になったミチルは父親と五郎と海岸で走ってハッピーエンド…みたいな映像が流れますが。父親から見て、五郎って何者に見えてるんだろう?凄く重い空気が流れそうな気がする(笑)。

まぁ、色々突っ込みどころ満載ですが。イナズマンは今見てもしっかりヒーローしていますし。火薬の量はハンパないですし。観れて良かった、と思うです♪
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