ケネス・ブラナーの自伝映画の時もそうだったけど、このルイ・マル自伝映画でも美しい母親ばかりに目が行ってしまう。映画監督ならずとも男は総じてマザコンですから。こちらはかなり危険領域の近親物、母を演じるはレア・マッサリ。
思春期少年ローランの筆下ろし作戦。娼館に連れて行くのは源兵衛さん太助さんよりたちの悪い札付き、長兄次兄。浦里ならぬ娼婦も「初めてなのに可哀想じゃない」w
母の不倫を発見しても幻滅せずに常に母の味方。不倫相手に離婚を迫られて立場上失意の涙の母に「彼は母さんの事を解ってない。解る人が必ず現れるよ」ローラン優しい子。
外泊発覚のラストの家族反応に魂消る。目出度し目出度し、なのか?