AmiHaru

猿の惑星のAmiHaruのレビュー・感想・評価

猿の惑星(1968年製作の映画)
4.1
最近公開された新作に向けた予習として観たんですが、若干の古臭さは否めなかったものの、当時にしてみればかなり画期的だったと思いますし、今もなおSFの金字塔として語り継がれる所以がわかった気がします。

人間と猿の立場が逆転しているという発想がまずすごいですし、さも人間のような振る舞いをしていて、かつ言葉も話している猿たちには不気味さしか感じなかったです。

ストーリーに関しては当時の社会への風刺も込められており、特に今まさに不安定な状況にある現代社会にも刺さるような強いメッセージ性がある内容になってました。

また、あのオチはあまりにも有名なので知っていたんですが、それでも観ていてかなり衝撃を受けましたし、あのどんでん返しにこそ、この作品の全てが集約されているといっても過言ではないと思います。

もう50年以上も前の作品になるんですが、ある意味では現代人に警鐘を鳴らしてるかのように思えた名作でした。
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