ヴァルーン

猿の惑星のヴァルーンのレビュー・感想・評価

猿の惑星(1968年製作の映画)
3.9
🐒地球に戻る予定だった宇宙飛行士たちは、320光年離れた惑星に不時着するが、そこは地球での猿と人間の関係が逆転した、文明が発達した猿が原始人状態の人類を支配している星だった𓀤

壮大でシンプルな設定ながら、オチで急に深さが現れる。 こんなんもう答えはないけど、地球上の文明はあくまでも今人間のターンなだけで、呼吸をするように次は人間が淘汰されて別の高等生物がゼロから文明を築き上げる可能性も考えられるんじゃない? この映画以前に、よくこういう考えてもしょうがない妄想をしがちだから、結構この世界観に共感出来ました。

人間は目の前で猿が言葉を発してるのに覚えられなかったのかな。
あと降り立った惑星でも英語が通じてることは伏線なのかな?
謎は多いけど奇怪なSFにはつきもの。

時代を感じるけど特殊メイクも冷静に考えたらすごいクオリティ。 廃れない名作たる要素のひとつですね