※これは90年代に作られた方です。新しい方は未見で、なんとなく先にこちらの古い方を観たわけですが、主役二人の演技が常にがなってる感じで大根寄りなのが△。他のキャストも一部演技がちょっと危ういです。また、引きのアングルで撮られる河原や浜辺で繰り広げられる喧嘩はそれなりに迫力が有り、わざとらしい効果音は一切無しで殴られたり蹴られたりする様は妙な生々しさも漂っているのですが、いかんせんこれも撮り方や演出が凝ってないからか一本調子で何度もやると飽きてしまいます。
それでもバスケでリズミカルなBGMでシュートを決める黒人に対し水戸黄門のBGMで対抗したり、フユキ・モトがショーケンの「愚か者」を真似して歌ったり地味に面白い所が有ったり、異様に若いテルユキ・カガワ、チョイ役でハルヒコ・カトウ等さり気無くキャストも豪華でそれなりに楽しめます。また、ヒロインの一人のカオリ・タカハシがZARDの「揺れる想い」を最近見かけなくなったプレハブ小屋のカラオケボックスで歌うのですが凄く90年代を感じさせました。
