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女死刑囚の脱獄のtosyamのネタバレレビュー・内容・結末

女死刑囚の脱獄(1960年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

冤罪どころではないカフカの審判のようにジェットコースターな導入。同年の地獄のデフォルメされた不条理がここにも感じられる。なんといっても使用人のサクオトコが黒革手袋の完全に殺し屋ファッション。笑。これぞ私はフィルムノワールだと思った。フィルムノワールは受け身のハードボイルドである。強固な意志で生き抜くというよりは。ディストピアな論理不在の闇の中を無倫理無慈悲に。翻弄されながらも生きる。植木等の無責任男やルパン三世のような生き方。
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