0210mm

ものすごくうるさくて、ありえないほど近いの0210mmのネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

9.11で亡くなった父親の残した鍵をNY中探す物語。
アスペルガー症候群の子供は、空っぽの棺桶を埋葬する儀式の理解ができず、父の死を受け入れることができないでいた。
そこで父親の残した鍵を発見し、その鍵に合う鍵穴を探す旅にでる。
最初は人の話を聞くのも困難だが、様々な人種や年齢、異なる境遇の人と出会い、話を聞くことにより成長していく。
父親の父である、間借り人(息子からするとお爺さん)と共に旅することになるが、間借り人は、過去の出来事により話すことができない。
最初は話すことができない間借り人とのコミュニケーションが上手くいかなかったが、話すことができない人とも、相手の話を聞くことの大切さを知り、コミュニケーションがとれるようになっていく。
父親からの最期の留守電がかかってきた時、家にいたが怖くてとることができず、悔やんでいたが、話せなくともコミュニケーションがとれることを、学びこの冒険を通じて息子が理解できてよかった。
冒険がうまくいったことも息子とのコミュニケーションがとれていないとつきつけられた母親が、全員のbrownさんに会いに行き経緯を説明していたので、うまくいっていたから。
ブランコのキーキーという音に怖くて乗れなかった息子、父親はブランコに乗りおもいきりこぐと違った世界が見えるとはなしていた。最後はブランコにのることができ、違った世界を見ることができただろう。
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