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海賊八幡船(ばはんせん)のqqfowlのレビュー・感想・評価

海賊八幡船(ばはんせん)(1960年製作の映画)
4.0
オールカラーの海洋エンタメ時代劇。当時としてはかなりの予算がつぎ込まれ、船は実物大のものを作り、九州各地でロケを行ったらしい。カラー映像が鮮やかで、青空や島の風景など、非常に美しかった。

冒頭の掴みがよかった。戦国時代の堺の町に突然現れた「きちがい」、その男が言う「盲船」、どうやらそれらと関係あるらしい、主人公の出生の秘密。分かりやすい謎が提示され、話に引き込まれた。(1960年当時は「きちがい」も「めくら」も禁止用語ではなかったらしく、普通に連呼されていた)

ストーリー全体としては、明の海賊船にさらわれた妹を、主人公が村上水軍を率いて助けに行きつつ、親の仇討ちをするというオーソドックスな内容。アクションだけでなく、ちょっとしたロマンスもあり。

以前から、水軍が出てくる映画があったら見てみたいと思っていたので、本作に出会えてよかった!

*八幡船 https://kotobank.jp/word/%E5%85%AB%E5%B9%A1%E8%88%B9-115979

*盲船 https://kotobank.jp/word/%E7%9B%B2%E8%88%B9-395905
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