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私が女になった日のnenaiのレビュー・感想・評価

私が女になった日(2000年製作の映画)
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好きな絵本みたいな映画だ……。幼女の時間の終わりが迫る感じ、爆走自転車に迫る馬の蹄の音とか(あるいは最後に先をゆくひとの、耳をふさぐヘッドフォーンであるとか)、老婆のティーポットとか。幼少期との決別はいつも寂しいんですよ…。第三話で爆走自転車の顛末にいくつかの可能性が語られて、それは少し救いだったな。この映画をみて正しくなにかを感じ取っても、そうでなくてもよくないですか?語る言葉がなくてもよくないですか?と思うくらい、自分の(夜にみる)夢みたいな、流暢なことばをしらないころに読んだ絵本みたいな感じがある。
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