わわう

惑星ソラリスのわわうのレビュー・感想・評価

惑星ソラリス(1972年製作の映画)
3.6
今まで見たタルコフスキーの中では1番わかりやすかった、ような気がした。わかりやすいというか…原作があるぶん一応話の筋は割とちゃんと追えたかな….程度でもはやわからなさに麻痺してる感はあるかもだけど。

そしてやっぱちょっとホラー…ニュートリノだなんだと言われたところでやっぱ怖いし、いなくなってもあのストールみたいのだけ増えていくのも私としてはうわー怖いな〜って思って見てた。
ラストシーンも怖い。どんどん引いていって、最後ゾゾっとする…。
クリスは現実の親や妻というより、ちょっとよくわかんないけどそのソラリスが作ったニュートリノ?コピー?の方に執着しているのでは?という気がした。

「眠ることと死は似ている」みたいな台詞、ちょっとわかるな…と思った。精神的に疲れてる時とか毎晩眠るときは、一旦死ぬ、というか「小さな死」みたいな感覚があるんだけどそういう感じ?と思った。(急に暗い話になったけど、私は元気です笑)

タルコフスキーぽい水の表現も空中浮遊もあって相変わらず綺麗だったけど、私は話わかんなくてもいいからノスタルジアや鏡の方が好みだったかも。また機会があれば他のも見てみよう。
わわう

わわう