Ricodon

告発のRicodonのレビュー・感想・評価

告発(1995年製作の映画)
4.5
バブルにかすった自分の青春時代にはキツすぎて辛かった作品再鑑賞。
出演者の研ぎ澄まされた演技合戦は、もはや語る必要さえない作品。
不幸な生い立ち、貧しさと教養のなさからの些細な犯罪で陥った極限の苦境。
人間として扱われることのなかったヘンリーが、この苦境の中を通してのみ手に入れることのできた結末を迎え入れる覚悟。崇高さ。
思わず遠藤周作の小説、および映画化された「沈黙」の主人公たち修道士を思った。

ゲイリー・オールドマン、ほんとキレてたね。このころ(^。^)
Ricodon

Ricodon