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狂った野獣のty97のレビュー・感想・評価

狂った野獣(1976年製作の映画)
4.0
環境が原因で私利私欲に溺れた人たちが暴徒化し京都で大暴れ。警察は一貫して無能として描かれ、暴徒を止めることすらできない、ここまで警察が役に立たない映画は見たことがない。舞台もかつて天皇が住んでいた京都なのも意図的。ラスト、「反政府映画ではあるがその反面、政府の恩恵を受けないと生きていけない」という結論に落ち着いたように見えたが、単に政府を批判する訳ではなくその先を提示してくれたのがとてもよかった。
暴徒化したバスが建設現場を破壊するのも意図的。
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