さりー

或る夜の出来事のさりーのレビュー・感想・評価

或る夜の出来事(1934年製作の映画)
4.5
白黒映画ってやっぱいいねって思えた作品でした。色がないからこそ表情一つ一つに目がいって特に主人公二人の演技の良さに気づけました。
印象的だったのはエリー役のクローデット・コルベールさんの声の抑揚の付け方です。
特にピーターに対して怒った時の声の出し方とかが特徴的で見てから1週間ほど経った今でも脳内でリピートできるぐらい残っています。ローマの休日のオードリー・ヘップバーンのようにクローデット・コルベールさんの相手役のピーターに対しての上品なあざとさがうまく出ている作品だと思いました。
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