さ

時をかける少女のさのレビュー・感想・評価

時をかける少女(1983年製作の映画)
3.5
9
「ほんとにありがとう。そのハンカチ、お醤油の匂いがいっぱいしたわ。」
「深町くん、わたしね…」「なんだい、なんでも言ってごらん。」「もう〜パジャマのまんまで。風邪引きますよっ」
「でもわたしの傷は、大切な思い出だわ。」
「過ぎていくんじゃない。時間は、やってくるもんなんだ。たぶん、いつか。」
「さようなら、忘れない。さようなら」

転校生を観た角川春樹が大林宣彦監督にオファーして、誰が見なくても、30歳、40歳になったときに一人で観ればいい、と原田知世に贈るつもりで作られたこの作品。
タイムトラベルものでSFという枠組みだけど、とても情緒的で。ただただ初々しい原田知世の魅力を堪能するための映画だった
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