ふっくー

ブレイド2のふっくーのレビュー・感想・評価

ブレイド2(2002年製作の映画)
4.0
ブレイドシリーズ3部作の中で今作が1番好きです。

監督はクリーチャー映画をやらせたら右に出るものはいない独創的なキャラクターを毎回誕生させてくれるギレルモ・デルトロ監督。
サングラスを外すと瞳が綺麗なウィスリー・スナイプは健在で最高なのですが、
今作って今見るとなかなか豪華なキャスト出てるよね。サイレントヒルや、デスストで日本でも馴染みの深いノーマン・リーダスがめちゃくちゃ若くて、タバコプンスカ吸ってるチャラい役で出てるかと思えば、ヴァンパイア族の中に刀を巧みに操り前半大活躍のドニー・イェン!!
そして今作何よりの注目スターが「デスレース2」でステイサムの後を継ぎ、B級映画のハゲスターの地位を確立しつつあるルーク・ゴス。
この時のルーク・ゴスめっちゃかっこいいやんか。。。。

話の展開も個人的にめっちゃ好きで、新種のリーパーズと呼ばれる謎の生命体が、最大の宿敵デイ・ウォーカーだけでなく、ヴァンパイアも餌食にしているので、デイ・ウォーカーvsヴァンパイアの因縁対決は一時休戦で手を貸せというポケモン映画で言うロケット団が手を貸すような激アツ展開をすると思いきや、後半から、実はリーパーズがブレイド達に真実を教えたことによりドラえもん映画のジャイアン的ポジションになりながら最後はしっかりと敵として戦う展開最高じゃないですか。

ラインハルト役のロン・パールマンはどんな役やっても相変わらず悪人面で好き笑。
リーパーズの下アゴが避けて襲い来る造形美はさすがギレルモ・デルトロ!!って感じで見ているだけでも楽しいですよね。
ブレイドってプレデターと張り合えるくらいの鋭いブーメランとか、閃光手榴弾とか、鋭い剣とか爆弾とか色々持ってるのに、戦い方のメインがしっかりとした肉弾戦なのもシビれる。
そして毎回の如く敵に捕まっては、血を抜かれたり、ボコボコにされたりとフラフラになりながらも、最後はしっかり強いのが頼もしい。

前作で確実に死んだとされていた、ウィスラーがなんか凄い設定で生きてたのに、その伏線を前半のウイルスを殺す注射であっさり解決する潔さはもはや、ツッコんだら負けな気がする笑。

めちゃくちゃスタイリッシュで、かっこいいのに、どこかちょっと笑えるブレイド何度見てもいい。
冒頭の敵の乗り回したバイクに飛び乗り、自分の車に衝突するギリギリでバイクを止めた後に、車に向かって「チュッ」ってするシーンはいつ見てもお茶目。
ふっくー

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