パン

野獣死すべし 復讐のメカニックのパンのレビュー・感想・評価

4.2
藤岡弘版の野獣死すべし!
失礼だと思うがあまりインテリに見えないw
ラグビーとかしてそう。 

こちらのほうが松田優作版より大藪春彦の原作に忠実な内容として描かれている。
個人的に松田優作版はカルト映画だし大傑作だと思ってるが。

それにしても野獣死すべしの映画って何本くらいあるんだろ。
モノクロの仲代達矢版も観たことあるから少なくとも3本以上はあるだろう。  

世界的名作、白鯨のエイハブ船長の話とか出てくる。
「世界はやがて滅びるし、人はいつか死にます」 
このあざといくらい中二臭い展開とかセリフが良いんだよな。

次から次に完全犯罪、復讐が成功していくというのはどこか安っぽさもある。
これ今でいうラノベ展開多い。 
全体的に74年の作品にしてはあまり古さを感じない映画だ。

「肩!手!足!!」 あの場面最高に好き。
終わり方はまんまアメリカンニューシネマの影響受けてそうだったね。 
明日に向かって撃て!のラストが好きな人とかには刺さると思う。
パン

パン