エクスカリバーのコズモのレビュー・感想・評価

基本全て実物で描かれるからこそ伝わる重厚感とその見応えがすごい。

あらすじについては原作がそういう話なのだからケチをつけてもしょうがないのだが、展開自体はあっさりしてたり、動きがもたもたしてたりは気になる。

ジョン・ブアマン監督作として見ると、『ザルドス』、『エクソシスト2』に続いて監督の宗教観がさりげなくも随所に感じられる。

特にマーリンの語る、1つの神だけが信じられる時代が訪れて魔法は消えるという内容は、キリスト教の広まりとそれによって排斥される土着の信仰を思わせてなかなか興味深かった。