にっきい

ハムレットのにっきいのレビュー・感想・評価

ハムレット(1990年製作の映画)
3.0
王妃のヘッドギアみたいなん何なん?

人生で初めてのシェイクスピア。
いまだに今作以外の舞台も映画も見ていませんが。

"To be, or not to be"って話し。
原語で原作を読んでこそ本当の意味が分かると思うんですが、頭悪いのでそれは無理。
一般的には「生きるべきか死ぬべきか」って訳されますが、過去には「(復讐を)すべきかすべきでないか」とか「世にある、世にあらぬ、それが疑問じゃ」とか様々に訳されてたみたいです。
原作も他の映像化も知らないのでWikipediaの受売りですが、他の映像化作品では無視されてた原作の設定を忠実に再現してる部分、原作の矛盾点を修正してる部分、独自の解釈が混在してるらしいです。
ストーリーは今更書く必要が無いほど有名だと思いますが父王を殺された王子が復讐する話し。
映画館で観て以来の再鑑賞なので30年ぶりに見たんですが、こんなにがっつり亡霊が出てたのは忘れてました。
と言うか「生きるべきか死ぬべきか」しか覚えてなかったんですけど。
ハムレットの迷いや悲しみが見せる幻影かと思ったら、他の人にも姿が見える(声はハムレットにしか聞こえない)本物の幽霊でした。
勿論映画として撮られているので本物のお城を使って撮影されてるし、色々なアングルやカット割りを駆使して舞台とは違う作品にはなってるけど、元々が戯曲だからセリフが舞台的。
そして演技も舞台のように大袈裟。
ただこれは字幕翻訳家の問題だと思うんですが、古い言い回しの舞台的なセリフと今風の言い回しのセリフが混在してるのが気になりました。
劇場上映時の字幕はどんなだったのかは忘却の彼方。
因みに劇場公開版では「生きるべきか死ぬべきかそれが問題だ」と字幕たったと思うけど、アマプラの字幕はもっと単純に「生か死か」になってました。
流石シェイクスピアの四大悲劇と言われるだけあって、主要人物が全員死ぬ救いのない物語でした。

今朝の1曲
TUBE『Surf Song』
ボクのレビューでは浜村淳と同じくお馴染みのS本くん。
良く一緒に遊んでいて映画観に行ったりもしていました。
そんな彼が当時TUBEのアルバムからボクのためにベスト選曲してカセットテープを作ってくれました。
その頃夏と言えばTUBEと言うくらい人気が有ったしヒット曲も沢山有りますが、ボクはこの曲(https://m.youtube.com/watch?v=PZA8hDug0Fg)が1番好きなんです。
TUBEには1曲不思議な曲があるんですが、その話しはまた別の機会に。




*********鑑賞記録*********
鑑賞日:1991年
鑑賞回:ー
劇場名:ー
座席情報:自由席
上映方式:2D 字幕
レーティング:G
上映時間:135分
備考:過去鑑賞記録
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