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エルム街の悪夢の一人旅のレビュー・感想・評価

エルム街の悪夢(2010年製作の映画)
3.0
サミュエル・ベイヤー監督作。

ホラー映画界の巨匠:ウェス・クレイヴンが1984年に創造した『エルム街の悪夢』のリメイクで、マイケル・ベイが製作に名を連ねています。

夢の中の殺人鬼:フレディ・クルーガーが若者たちを襲う往年のホラーシリーズのリメイクで、登場人物やフレディの過去等に一部改変が見られますが、基本的なプロットはオリジナル版を踏襲しています。ヒロインのナンシーたちvs殺人鬼フレディの攻防を描いたホラー作品で、夢の中に現れるフレディに殺されると現実でも命を失うことが分かったヒロインが、生き延びるため眠らずにフレディの正体解明に奔走する中、やがてフレディと自身の因縁の過去が明らかにされていきます。

オリジナル版と比較して陰鬱レベルが格段に増していて、フレディのキャラクターがよりおぞましく変態的な性格に改変されていますし、映像技術の進歩により夢の中の世界やスラッシャー描写のクオリティが向上しています。そして、主演のルーニー・マーラはその陰性の雰囲気が作風にマッチしていますし、殺人鬼フレディを演じたジャッキー・アール・ヘイリーもオリジナル版のロバート・イングランドに引けを取らない怪演を見せています。
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