狼に投稿された感想・評価 - 2ページ目

『狼』に投稿された感想・評価

素晴らしい構成!小澤栄太郎の厳しさは完璧。菅井一郎もゆっくりと観れる。

怪獣映画かと思ったよね?OP。
誰が聴いても伊福部サウンド。☆

「強盗でもやりませんか」

ブラック企業の保険会社で
営業成績不振の勧誘員5人。
どうしても金が要る彼らは、
郵便局の現金輸送車を襲…

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一

一の感想・評価

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乙羽信子、高杉早苗、殿山泰司、浜村純、菅井一郎、貧乏が似合うメインキャスト。強盗シーンから始まるOPのあと、それに至る5人の悲惨な生活ぶりがこれでもかと丹念に描写され、いよいよ強盗を計画し成功させる…

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あんの蟻に襲われてもがくいも虫噛み潰した汁をずっと味わってる気持ち(悪い)。狼?ギャング?そんな言葉の真裏で暮らしているような5人の憫然煮つまり過ぎてもはや滑稽の有様しんど。に逆らって潔癖なくらい整…

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このレビューはネタバレを含みます

素朴で善良な人達が
社会の枠組みから抹消されるかのような
リアリティーを感じさせる描写。
家族を守るため必死に生きようとする彼らの姿が
まるで死に急ぐかのように見えてきた。
love1109

love1109の感想・評価

3.9

新藤兼人による1955年の作品。貧困が人間をどのように破壊していくのかを緻密に描いたエンターテイメント。それにしても、今や社会派としか紹介されない監督がこんなにも第一級の娯楽作品をインディペンデント…

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新藤兼人監督作品。
誰もが生きて行くのに精一杯な時代、金に困り、職を求める人が、最後の手段としてやって来るのが、保険勧誘員だった。
しかし、来た者全員採用されるこの世界は所詮、契約取れれば会社の儲け…

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てぃだ

てぃだの感想・評価

3.0

「狼」とは単にメディアが名付けただけで、誰よりも助けを必要としていた社会的弱者たちだったという皮肉がすごく悲しい。特に子供の病を治すために金を必要とする乙羽信子は何となく『ダンサーインザダーク』のビ…

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犯罪シーンなど数10分程度で、後は悲惨極まりない彼らの末路。
特に乙羽信子の息子とのエピソードは胸に来る。
台詞は少ないが、どんな犯罪シーンよりも密度が濃く、悲劇的だ。
寂々兵

寂々兵の感想・評価

3.3

家庭は困窮、仕事は成績不振で追いつめられた5人の保険勧誘員が郵便自動車を襲う話で、社会的弱者が一致団結してどんどんダメな方向に向かっていく中に当時日本の問題点があれやこれやと描写されているのが巧い。…

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