ポンジュノ監督の出世作、、グッと惹き込まれる世界観と自然なカメラアングル。そして、ソンガンホの魅力的な存在感がかなり印象的だった。
ソンガンホ演じるパク刑事は村で発生した連続強姦殺人事件を追っていた。しかし、一向に見つからない犯人、、相棒のチョと、蜘蛛の糸を辿るように犯人を追っていたが、ことごとく失敗してしまう。そこへソウルからクールなエリート刑事ソがやってくる。
そんな中、事件に関するある法則を発見し、
ついに犯人を追い詰めるが、、、。
実際に韓国で起きた事件をモデルにしてつくられたこの作品。
劇場公開時には、犯人がまだ見つからなかってなく、最後のほぼ犯人なのに証拠がなくて逃さざるを得ないシーンの無念さは計り知れない。
数年後パク刑事が警察を辞め、久しぶりに近くで仕事があったことによりで立ち寄った事件現場、そこである少女にこの前も同じようにこの場所で何かを探しているようなおじさんがいて、、“自分が昔ここでやったことにふけている”と言ったとのこと。その言葉でこの事件、そして犯人が捕まっていない“恐怖”を再び思い出させられたのであった。
このシーンの繋がりは震えた。
惹き込まれる世界観を作るポンジュノ監督。さすがだな、、と思わされた作品であった。
