きりん

鴨川ホルモーのきりんのレビュー・感想・評価

鴨川ホルモー(2009年製作の映画)
3.3
先日ニッポン放送開局70周年記念公演として舞台『鴨川ホルモー、ワンスモア』を観劇してきたので映画の方もついで鑑賞。

二浪したのち京大に入学した安倍(山田孝之)が入った謎のサークル「京大青竜会」 は千年の昔から脈々と続くオニを操る競技ホルモーをするサークルだったって話👹
原作は万城目学の同名小説。未読。


シュールがすぎるww

最初は半信半疑な安倍含む新入部員10人だったが、謎のオニ語や仕草に興味の方が勝ってのめり込んでいく。オニが見えない周りからしたら何をやってるんだ状態が笑いを誘う。

ホルモーはあくまで競技。京都にある4つの大学でリーグ戦が行われ優勝を決める競技なのだ。

とても普通の人間なら理解不能なオニ語を駆使しオニを操り敵を倒していくホルモー。自分が操る百匹のオニが全滅すると大きなペナルティが課せられる。

同じ部員のヒロイン早良京子に芦名星。すっと通った鼻筋フェチの安倍が恋に落ちた事で、青竜会を二分する大きな出来事に発展していくが、個人的にはメガネっ子で理系の楠木ふみを演じた栗山千明が断然好み💕舞台版ではこのキャラがすんごいキーパーソンだったので期待したが映画ではそこまでキーとはなってなかったので少し残念だった。

主人公の安倍以上に存在感を示すのが親友の高村幸一(濱田岳)。オニを全滅させたペナルティのクセが強いwwこれ以降こいつの頭にしか目がいかんのよ。

一番の見どころは、ある儀式で小林亜星作詞作曲の“レナウン・ワンサカ娘”🎶に乗せて全裸で踊り狂うシーン。あまりにおバカ過ぎてリピートしたわ🤣もちろんこんなのに意味を持っちゃいけません。ただ全裸ダンスを楽しめばいいのです。

オニを扱う奇想天外なファンタジーなのであまり意味など求めずに目の前で繰り広げられるおバカなホルモーを堪能するに限る映画だな。


ただ舞台版と比べちゃダメなのかもだけど舞台版の方が断然面白かった。舞台版を星で評価すると‪☆5✨脚本はヨーロッパ企画の上田誠なので流石だわ👏🏻

というのも新入部員10人全員に焦点当たるエピソードが用意されていてどのキャラも輝いていた。また4つの大学で争われるのだが、新キャラを登場させ5つ目の大学の存在を追加させることで物語に深みはないけど深みが出て面白さが何倍にもなってたのが最高だった。
舞台版がDisc化したら買います💿
きりん

きりん