2023_098
キングコング対ゴジラ
夢の激突!
トホホな決戦の行方
1962年の作品だけあって今では完全アウトな演出や歌がある。その辺りを踏まえての鑑賞をオススメします。
ゴジラ映画初のカラー作品ということで歴史的にも重要。前2作のシリアス路線からゴジラ対〇〇の対戦モノへシフトチェンジされた作品でもある。
全編通してコミカルで緊張感やゴジラの怖さはない。映画『キングコング』へのオマージュが強く、主役はコング側。対決シーンもなんだか間抜けで愛らしい。思わず笑みが溢れてしまうぬる〜い感じが心地良い。
特撮シーンも『お!すごっ!』と思うシーンとやっぱりちゃちいなと思うシーンの差が激しい。
コング輸送作戦は『シン・ゴジラ』の源流という感じで見応えがあった。が、風船に釣られて空を飛ぶコングはシュールすぎて笑ってしまう。
久々のゴジラ映画。ハリウッド版もそのうち観ようかな。