カラー、東宝スコープ、ロングショットetc…今となってはどう撮影してるか分かるけど、当時としては最新鋭の特撮技術の詰め込まれた珠玉の日米合作。面白かったです。初代キングコングをオマージュしたシーンもあれば、モンスターヴァースのGvKにオマージュされたシーンもありと、ゴジラの歴史を感じられました。
序盤はドリフの会社と探検隊のコントの合わせ技みたいなコメディー調で進んだので、急にこんな落差あるんだってビックリしました。ですが、競争の激化による資本主義の暴走みたいな裏テーマがあったのではと邪推したぐらいには、人の描き方が愚かでした笑。まぁ、そのお陰でゴジラにキングコングをぶつけられたんですけど、一企業が金儲けのために怪獣連れてくるなんて、現代でもなかなかぶっ飛んだ発想ですよね。
ゴジラのスーツは、今の自分にも見慣れた形に仕上がってきました。やっぱり背ビレが光って熱線吐くの格好良いな。キングコングのスーツも良かったですが、動きがおじさん感があった…笑。
幕切れは、それまでの怪獣プロレスからは想像できなかったぐらい爽やかで余韻がありました。とてもおしゃれでした。
